こんにちは、トミヨです。
2018年の年末から韓国で話題となっているドラマ「SKYキャッスル/SKY캐슬」をご存じの方も多いかと思います。
私自身も視聴していたのですが、はっきり言って
「めっちゃ面白い!!」
そこで今回は知っていればより面白くこのドラマを見れるであろうポイントについて書いておきます。
はじめに:「SKYキャッスル」は韓国の教育現状を風刺したドラマ
ドラマ同様、韓国の教育現状も問題だらけなようです。
「SKYキャッスル」というドラマを見れば、今の韓国の教育現状を知ることができるといっても過言ではないかもしれません。
私も韓国に住んではいましたが、韓国の教育とはほど遠い位置にいるので実情を知っているわけではありませんでした。が、このドラマでかなり知ることができました。
それに、私が知っている韓国の教育事情でも面白く見ることができました。
「SKYキャッスル」のあらすじ・登場人物は?
あらすじはこんな感じです。
大韓民国上位0.1%が集まって住むSKYキャッスルの中で、夫は王に、子供は天下一の王子と王女に育てたい名門出身の奥様たちのすさまじい欲望をくまなく描いたリアルコミック風刺ドラマ
*NAVERより
登場人物は簡単にまとめると・・・
詳細な人物関係は公式HPを参照にしてみてください。【人物関係図を見る】
より面白く見るために、今の韓国の教育事情を知ろう!
韓国の教育事情を知っているとより面白く見れると思います!
私自身も韓国の教育事情に詳しいわけではなく、薄っぺらい事情だけを知っている程度ですが、面白く見ることができました。
なので、今回はその薄っぺらい事情について書きたいと思います。これだけ知っていてもより面白く見れると思います。
中間試験、期末試験も大学合格への重要な要素!
中間試験や期末試験の成績などの内申点も大学の合否のためには重要な要素。
韓国にも推薦入試の制度はあるのでその際にはこの内申点が重要になります。ただ、韓国では一般入試よりも推薦入試で合格者を多く取るらしいです。
ですので、一般入試で受かる確率はより狭き門になるので何としてでも推薦で受かりたいという思いがあり内申点を重要視しているのかもしれません。
さらには、一般入試においても修能(수능/スヌン)と呼ばれる日本で言うセンター試験の点数と内申点とで大学の合否が決める大学もあるそうです。
なので、センター試験だけ頑張ればいいっていうものでもなく、学校生活も重要になりますね。
ドラマの終盤でも「3年生の1学期の中間試験まで・・・」と主人公が葛藤する様子が出てきますよ。
学校の試験問題を流出させると逮捕される??
実際に逮捕される事件があったんですよ、つい最近。
ソウル市内のある有名な女子高の教頭先生だったかな?が逮捕されたんです。
同じ高校に通う親戚である双子の生徒に問題を流出させたとして。
日本だと問題流出させても逮捕まではされないと思うんですけど、韓国だと学校での内申点が大学の合否に大きく関わるからか、こういう事件にまで発展するのかもしれませんね。
韓国版センター試験は12年間の集大成!この日のためにすべてを掛けてる!
高校3年間ではなく、12年間はすべてこの日のために!
小学校からこのスヌンという日に向けてすべてをかけて勉強しているみたいです。
私が働いてた会社の社長夫婦にも年頃の男の子がいたんですけど、いつも言ってましたね。
「スヌンのために頑張ってる」
「12年間、その日のために勉強している」
良い大学⇒大企業⇒成功した良い人生と考えてる
日本でも同じかとは思いますけど、韓国もそうです。
この「SKYキャッスル」というドラマを見ていると、ソウル大の医学部に入ることを目標にしています。逆に言えば、良い大学に入ることが人生の目標になっていると感じます。
それは
良い大学に入る
良い企業や良い地位に就くことができる 成功した良い人生を送れると考えているからです。
数少ない大企業が韓国という国を支えている構造になっているだけあって、中小企業とか零細企業とか少ないんですよね。
なので、平凡なそこそこの人生を歩むのが難しいと思っている面もあって、名の知れた良い大学に入らせたい思いが親御さんたちにはあるようです。
眠くならないように立って授業を受ける子もいる
勉強に集中できるなら、何でもアリですね(笑)
ドラマの中で立って授業を受けているシーンがありました。もしかしたら正規の授業ではなく、補習の授業だったかもしれませんが。
なんとなく聞いたことはあったんです。勉強に集中するためなら立って授業を受けてもいいって話を。
でも、ドラマにも出ていて本当なんだなって思ってしまいました。立って授業を聞くのも悪くなさそうですけどね^^;;
そして立って授業を聞けるよう机を調整できるのがすごいと逆に関心してしまいましたね。
名の知れた大学でないと起業支援を受けるのも難しい?
これ実体験です。
私が昔働いていたベンチャー企業では投資や支援を受けるのに、会社概要等を提出していたのですが、そこには社長・社員の学歴まで記載して提出していました。
そこで私の会社の社長が言ってたのは
「韓国では投資や支援を受けるのに学歴が重要なんだよね・・・」
最初に私が目にした韓国の学歴社会はこれでした。
どんなに良いアイディアだろうが良い大学を出ていなければ何にもしてもらえない。
それを経験している親たちなら子供を良い大学に入れたいと思うのは当たり前のことなのかもしれませんね。
まとめ:現実でもありそうな話だから面白い!
取材を重ねて書かれたドラマだからこそ、現実に近いのかもしれませんね。
このドラマを書いた作家の方は取材を重ねた上でこのドラマを書いたそうです。
ということは実際に現実で起こっていることがもとになっているので、よりリアリティーがあり韓国で人気となっているのかもしれません。
私は子供もいないですし、今のところ韓国の教育とは関係ないのですが、この「SKYキャッスル」というドラマを見ると今の学生さんたちは大変だな、私はこんな学生時代じゃなくてよかったなーって思わずにはいられないのが正直なところです^^;;