こんにちは、トミヨです。
まさかの夫の腎臓がんの再発。
しかも、腎臓がん発症し、腎臓摘出してから約10年後に。
今までの経緯はこちら
2012年5月 右腎摘出術
2012年5月~2017年5月 年1回経過観察
2017年5月~2022年12月 特になにもせず
2023年1月 腎臓がん再発(骨転移)
2023年2月 腎臓がん再発放射線治療開始
2023年3月~10月 腎臓がん再発薬物療法(キイトルーダ+レンビマ)
2023年10月~ 腎臓がん再発薬物療法(カボメティクス)←この記事はココ
経過の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。
放射線治療の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。
キイトルーダ+レンビマの1~2クール(2023.3~2023.5)まで下記の記事からどうぞ。
キイトルーダ+レンビマの3~4クール(2023.6~2023.7)まで下記の記事からどうぞ。
カボメティクスがどうか効いてほしい
期待もこもった最初の化学療法「キイトルーダ+レンビマ」。
副作用なのか分かりませんが、途中で運悪く急性敗血症性ショックになり、
三途の川を渡りかけたりもしつつ、何とか治療を続けてきました。
が、結局2回目の評価で「増悪」の結果。
そして次の治療であるカボメティクスという薬が始めることになりました。
カボメティクス1か月目:副作用と薬の調節
新しい治療薬は上の写真のような飲み薬。
この飲み薬でガン治療になるのか…と思うところはあります。
1日最大60mgまで服用可能ですが、
そんなに服用できる人はあまりいないし、
夫の場合は副作用もヒドく出る可能性も考慮し、
1日40mgからスタート!
上の写真では2錠ですね。
前回の評価日の翌日(2023.10.18)から1日40mg服用しました。
が、、、
ちょうど服用開始7日目に発熱し休薬。
9日目が診察だったのですが、炎症反応だけ高くその他は問題なし。
熱が下がったらまた服薬開始に。
ですが、様子をみながら
2日服薬1日休み
3日服薬1日休み
4日服薬1日休み
5日服薬2日休み
と様子見で1か月目が経過しました。
<最初の1ヵ月の主な副作用>
・発熱
・だるさ
ちなみに、このカボメティクスは
食事の1時間前服用もしくは食事の2時間後に服用
という食事との関係がある薬です。
夫の場合は朝ごはんをあまり食べないので、
朝起きて服用し、服用後1時間は水以外は飲んだり食べたりしない
という服用法にしています。
カボメティクス2か月目:肝機能が悪化
ちょうどカボメティクス服用1ヵ月が経とうとしているころに、
夫の耳瘻孔から大量の膿が出始めました。
耳瘻孔とは耳のところに生まれつきある穴です。
珍しいものではなく、この耳瘻孔を持っている人も多いのですが、
カボメティクスの影響かは分かりませんが、
ダラダラ流れ出るくらい出てました。
膿は出しては消毒を繰り返して1週間ほどで落ち着きました。
2023.11.16 カボメティクス服用1ヵ月
この日がちょうど服用1か月目の診察で
この時には5日服用2日休みを実施中でした。
耳瘻孔の炎症もあったので、炎症反応は高めでしたが、
それよりも採血結果で肝機能が少し悪くなっていました。
なので、この日から4日服用1日休みにしました。
が、2週間後の2023.11.30の診察日でもやはり肝機能が悪くなってました。
ので、4日服用の2日休みを実施しました。
それから、追加でウルソデオキシコール酸という薬が追加になりました。
そして、また2週間後の2023.12.14の診察でも肝機能が良くならずに、
3日服用2日休みの服用間隔になりました。
それから追加のウルソも量が倍増されました。
これで服用2か月目が過ぎ去っていきました。
<服用2ヵ月の主な副作用>
・肝機能悪化
・手足のしびれがたまに
・手足がつる
・辛味の味覚が敏感に
・下痢をたまに
カボメティクス3か月目:皮膚のかゆみが…
カボメティクスを服用して2か月くらい経った頃から、
骨転移で痛かった背中(腰)、肩の痛みが和らいでいってました。
その反面、副作用はちょこちょこでてきてました。
特に注意したいのは肝機能なので、無理しない服用間隔を主治医と調整していました。
2023.12.14 カボメティクス服用2か月
ちょうどカボメティクス服用2か月経過の診察でしたが、
肝機能が良くならず…でした。
2023.12.28 2023年最後の診察
肝機能は少し良くなってきていました。
が、皮膚のアレルギー反応を示す値が高くなっていました。
夫はもともと皮膚が弱いのでよく痒みが出るのですが、
そこまで目立った痒みはありませんでした。
が、念のため、かゆみ止めのクリームとかゆみ止めの薬を追加でもらいました。
それから下痢対策で下痢止めとビオフェルミンももらいました。
主治医は下痢がきつかったら下痢止め飲むようと言われました。
とりあえず、2023年最後の診察時では肝機能も落ち着きつつあったので、
3週間後に実施するカボメティクス服用後1回目のCT評価の日に診察となりました。
ちょうど服用3か月の診察日までの間は
カボメティクス3日服用2日休みで服用していきました。
<服用3ヵ月の主な副作用>
・下痢
・下痢からの肛門の痛み
・陰嚢の痒み
・手足、横腹がつる
・昔あった足の裏の魚の目の部分のしびれ
3か月目だった副作用としては下痢が酷くなってきました。
1日4回以上出た日はすぐに下痢止めを服用したり、
下痢によって肛門の痛みが出てきた時からは
1日のうち2回目の下痢ですぐに下痢止めを服用したりしました。
2024.1.17の診察日では皮膚のかゆみや下痢による肛門の痛みなども出てきたので、
このあたりで薬を処方してもらいました。
ガンの再発とともに生きた2023年
2023年は年の初めからガンの再発が分かり、
放射線治療、1回目の化学療法、2回目の化学療法
とガンとともに過ごした1年でした。
まだ夫は40代、私は30代ですが、
ほぼずっと夫と過ごしたため、早い老後のような感じで過ごしました。
夫も体が不調ながらも、私とともに温泉に行ったりとできることを楽しめました。
ガンが再発していなければもっと楽しい年になるはずだったのは間違いありませんが、
それでもガンが再発したからこそ、
今日も一緒に過ごせる有難みや幸せを感じることができました。
カボメティクス1回目の評価:初めての縮小!
特に今回はこのカボメティクスの効果がなかった場合には
今後の治療をしないという選択も視野に入れていたので、
めちゃくちゃ緊張しました。
が、結果としては、「一つを除いて縮小」でした。
特に右肩にあったものは分からないくらいになくなってて嬉しかったです。
ただ、肺門リンパ節にできている一つは少し増大していました。
主治医いわく、
「まだ呼吸器に影響を与えるほどではないから
このままカボメティクス続行で良いでしょう」
とのことでした。
とりあえずは1年間治療してきて一番嬉しい結果でした。
ということで、カボメティクス服用はまだまだ続きます…