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腎臓がん闘病記

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん再発闘病記「#4抗がん剤治療(副作用とか)」

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
トミ
トミ
夫の腎臓がん骨転移再発したので、薬の治療の記録を書いておきます。

こんにちは、トミヨです。

まさかの夫の腎臓がんの再発。
今までの経緯はこちら

夫の腎臓がんの経過

2012年4月 腎臓がんを発症
2012年5月 右腎摘出術
2012年5月~2017年5月 年1回経過観察
2017年5月~2022年12月 特になにもせず
2023年1月 腎臓がん再発(骨転移)
2023年2月 腎臓がん再発放射線治療開始
2023年3月~10月 腎臓がん再発薬物療法(キイトルーダ+レンビマ)←この記事はココ。
2023年10月~ 腎臓がん再発薬物療法(カボメティクス)

経過の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん闘病記「#1がんの経過」 こんにちは、トミヨです。 まさか…とは思っていましたが、 夫が腎臓がんになりました。 夫が腎臓...

放射線治療の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん再発闘病記「#2がんの放射線治療」 こんにちは、トミヨです。 まさかの夫の腎臓がんの再発。 今までの経緯はこちら 経過の詳しい内容については下...

 

発症から10年目、再発の最初の治療は「キイトルーダ+レンビマ」

トミ
トミ
2022年2月に標準治療に承認されたお薬から治療開始です。

ネット情報ではありますが、
進行性の腎細胞がんに対して、まず行う標準治療(ファーストライン)が現時点では
キイトルーダ(免疫チェックポイント阻害剤)+レンビマ(分子標的薬)
の併用療法らしいです。

キイトルーダ(免疫チェックポイント阻害剤)は3週間(その後6週間)に1回の点滴投与
レンビマ(分子標的薬)は毎日飲む、飲み薬です。

基本はこれを…
効果がなくなったり、
副作用がヒドくて使えなくなったり、
目に見えるガンがなくなって使用をやめたり、
などの理由がない限りは永遠と使い続けます。

というわけで、今回は夫の化学療法(抗がん剤治療)について記録しておこうと思います。
ただ、今回の闘病に関しては終わりが見えない闘病記となりますので、
ある程度で区切って記事をまとめておく予定です。

放射線治療後~抗がん剤治療のための入院まで

トミ
トミ
抗がん剤治療までの間、1週間ほど期間を開けました。

夫の場合はガンの再発時点では
ガンの進行具合は早くないタイプであろうこと
抗ガン治療に備えるために体力と栄養を少しでもつけておきたかったため
放射線治療後にすぐに抗がん剤治療を始めずに
1週間ほど家でゆっくり休んでから抗がん剤治療を始めることにしました。

とにかく鎮痛剤の調整をしてみたお休み期間

放射線治療により一時的に痛みが増強したものの、→放射線治療の記録に記載
それ以降は少しずつだが痛みが緩和されていました。

抗がん剤治療を始める前までに痛み止めの調整をしておきたかったので、
主治医からも許可はもらっていたので、
日に日にいろいろ減らしてたりして試してみました。

2月28日(火) 薬物療法までのお休み期間1日目
放射線治療によってどれくらい痛みが減っているのかを試すために
鎮痛剤を1種類ずつ減らすことに。
主治医と話したところ、まずはプレバガバリンからがいいんじゃないかと。
夫は一気に鎮痛剤をやめてみるつもりだったけど、
それは主治医に止められる。

プレバガバリンを朝からやめてみる。
午前中は平気だったが、夜から痛みが増強。
これじゃなさそうだと判断。

ここ2〜3日は背中の痛みはなく、
おなか側のヒドイ筋肉痛が動く時と横になると出てくる。
明日はワントラムをやめてみる予定。

3月1日 薬物療法までのお休み期間2日目
今日は朝からワントラムをやめてみる。
痛みは日に日に良くなっていってるようで、
夫曰く、今までで一番痛みがないとのこと。

ただ、頭がぼーっとしたり倦怠感がある。
動くと痛みは相変わらずだが、じっとしていると落ち着く。

夕方ごろから寒気がするといい、咳もたまに出る。
熱を測ると37度。少し高い。
そんな中でも友達と夜はゲームをしていた。
夫の場合、友達とゲームができるかどうは体調の良し悪しの基準となってる。

とりあえず、明日までワントラムなしで様子を見る。
これで痛みがなければ、次はセレコキシブを試して見る予定。

3月2日 薬物療法までのお休み期間3日目
引き続きワントラム休薬を継続中。
背中の痛みはないが、やはり動く時のお腹側の筋肉痛様の痛みはヒドイ。

また、なぜか倦怠感もあり風邪っぽい。頭痛と咳など。
熱だけでない(たぶん痛み止めに解熱効果もあるので)風邪症状みたいな感じ。
横になると体が痛いけど、横になって寝たい…と昼間はほとんど寝て過ごす。
そのおかげか夜は軽い頭痛と咳のみで夜は楽しくゲームをしていた。

仰向けで足を伸ばして寝るとお腹側の筋肉痛が出てくるとのことで、
足の下に枕を入れて仰向けでも痛みを軽減しながら寝れるようにしてみた。

とにかく早くこの痛みがなくなればいいなと思う。

3月3~7日 薬物療法までのお休み期間4~8日目
引き続きワントラム休薬を継続中。
背中の痛みはないが、やはり動く時のお腹側の筋肉痛様の痛みはヒドイ。

寝返りの時も変わらず…で、
結局は入院日まで減らした鎮痛剤はワントラムのみ。
背中側の痛みは消えたものの、お腹側の痛みは消えずに
あまり動けず。食事は普段通りで変わりなし。

1クール目:副作用ありで途中からレンビマ休薬に

トミ
トミ
初回は入院してから始めました!1クール目の期間は2023.3.9~2023.4.2です。

まずはファーストラインの「キイトルーダ+レンビマ」の治療を始めました。
キイトルーダだけなら2泊3日で良いとのことでしたが、
夫の場合はレンビマを合わせて同時に開始することにしたため、
約9日間入院しました。

キイトルーダは3週間ごとの投与らしいですが、
3週間以上空ければいいとのことで主治医の診察日の関係から
初回から約1ヵ月弱も期間があくことになりました。

投与日から退院日まで(2023.3.9~3.16):ほぼ快適、入院生活

2023年3月9日 抗がん剤治療開始
主治医から薬についてや副作用の説明がされた後に点滴にてキイトルーダ投与をしたそうです。レンビマは朝に内服する薬とともに一緒に内服。

レンビマの場合は食事時間とは関係ないので、
普通に朝食後に服用開始となりました。

この日は初回の投与というのもあってか、
看護師、医師ともに何度も様子を見に来たそうですが、
夫いわく、特に副作用の症状は何もなかったそうです。

2023年3月11日 抗がん剤治療開始3日目
治療開始2日目も特に何も症状なく過ごしたそうですが、
3日目に初めて、副作用が出ました。
3日目に出た副作用は下記。

声が出なくなる
全身に点状の皮下出血
徐々に血圧が上がっていく

特に生活するには支障のない症状だったそうです。
声は枯れる感じで息苦しさはなかったです。

2023年3月13日 抗がん剤治療開始5日目
4日目も3日目とほぼ変わらず。
ただ、声に関しては少ーしずつ出るようになったとか。

さて、5日目。
この日現れた新たな副作用は、

下痢

この日の下痢は1時間おきにトイレに駆け込む感じだったとか。
特に夜がツラかったようです。
何かの時間を合わせるかのように、ぴったり1時間おきに夜中はトイレへ。

ただ、下痢もこの日だけであとは退院まで下痢だけど回数は減っていったとのこと。
なので下痢止めは処方されてませんでした。

2023年3月14日~16日 抗がん剤治療開始6~8日目

5日目以降、退院までは新たな副作用は現れず、
今までの副作用の症状(下記)だけだったそうです。

声が出なくなる
全身に点状の皮下出血
徐々に血圧が上がっていく
下痢

上から、
声に関しては退院時には声がかすれてるな、という程度。
点状出血に関しては写真のような感じ。痒みはなし。
血圧に関しては150/100代くらいが続いたので、アムロジピン2.5mg×1錠が服用開始になりました。
下痢に関しては出るものは下痢だけど回数は1日2回くらいでした。

退院日から次回診察まで(2023.3.16~3.23):高熱ヤバい!

2023年3月16日 抗がん剤治療9日目 退院日
前日の血液検査も何にもなく無事退院。
ということで、私が会いに行くと…

声がかすれてる
全身に点状の皮下出血
降圧剤処方されてる
下痢ぎみ

という状態でした。
良かったのは、今まで痛かった背中やお腹の筋肉の痛みは消え去っていました。
これくらいなら副作用としては大丈夫かな…という感じで、
外来での化学療法室の説明等を聞き、帰宅。

ただ、血圧管理をしなきゃで手首に巻いて使う血圧計を買っていたのですが、
帰宅後に血圧計るとめっちゃ高い数値が出て、
これでは…と思い、翌日買い直すことに。
闘病での血圧管理の場合は上腕に巻くタイプの血圧計を買いましょう!
ちなみに私が買ったのはこちらです。

2023年3月17日 抗がん剤治療10日目
この日からなぜか段々と体調が悪くなっていきます…

まず最初は下痢でした。前日から副作用具合はこんな感じでした。

声のかすれ→良くなってる
点状の皮下出血→薄くなってる
高血圧→140/110くらい
下痢→6回

下痢だけが酷く、そして食欲もあまりなかったです。
こんな場合はとにかく食べれる時に食べれるものを食べてもらいました。
確か、お粥とか豆乳、野菜スープとかそんな感じでした。

そして、上記の副作用にプラスして出てきたのが
朝は微熱だったのが、夜は悪寒があって測定したら38.8℃。
とりあえず、解熱効果もあるアセトアミノフェンを1錠服用し、落ち着きました。

それから、ガンが背骨にできたために背中の痛みがあり、
そのために飲んでいた3種類の鎮痛剤を少しずつ減らしていくことに。
飲んでいたのは下記の3つ。

  1. セレコキシブ1回2錠/朝夕
  2. ワントラム1回1錠/朝
  3. プレガバリン1回2錠/朝夕

まずは①が腎臓に負担がかかる鎮痛剤であるため、
①のセレコキシブを1回1錠に減薬しました。
減薬に対する痛みはなかったです。

2023年3月18日 抗がん剤治療11日目
前日から副作用の状態となるわけですが、こんな感じ。

高血圧→140~150/90~110くらいで推移
下痢→4回でストップ
熱→38℃

声のかすれ、点状出血は日に日に良くなっていってましたので、もう除外。
血圧はそこまで心配することもないのでしっかり測定で様子を見る。
下痢も心配してましたが、止まりました。

さて、問題は熱。
実は夫は熱に強く、38℃くらいならケロっとしてます。
悪寒もなく、アセトアミノフェンで一時下がったりもしていたので、
アセトアミノフェンにて様子を見ました。

そして、この日、我が家の庭に住んでる猫が失踪しまして…
ただの失踪ではなく、私たちの後を追ってきた末の失踪で、
夫は罪悪感から翌日に2回ほど探しに出かけます。

2023年3月19日 抗がん剤治療12日目
前日から副作用の状態とは変わらずで、下痢はストップしたので除外。
この日の副作用の問題はこちら。

高血圧→140~160/100くらいで推移

この日は熱がヤバくて、私は用事があったので午後からお出かけし
帰宅すると夫が布団で具合が悪いと寝ていました。

一通り、血圧、熱とチェックすると…なんと
熱が39.6℃!!!!
血圧も160/105まで上がってました。

本人もさすがに39℃はキツイと横になってました。
よくよく事情を聞くと、猫を探しに2回ほど出かけたと。
と言っても歩いて10分くらいの距離なんですけどね。
これが原因かは分かりませんが、ここからなんと40℃まで熱があがりました。

とりあえず、
水分は摂れていたし、
悪寒はあったもののそれ以外の症状はなかったので
アセトアミノフェンを飲みつつ
朝まで様子を見ることに。
この日が日曜日だったので、
できれば病院が開いてる時に電話をしたかったというものありました。

あと鎮痛剤ですが、この日から完全にセレコキシブは休止しましたが、
背中の痛みは特にありませんでした。
ですので、この時点で背中の痛み用の鎮痛剤は下記の2つになりました。

  1. ワントラム1回1錠/朝
  2. プレガバリン1回2錠/朝夕

2023年3月20日 抗がん剤治療13日目 さすがに病院に電話する
前日から熱は夜中にいったん37℃まで下がったものの、朝測ると38℃。
しかも夜中、下痢を3回もしていました。

この熱で継続してレンビマを飲んでいいのか?
解熱剤のアセトアミノフェンがなくなったけど…

ということもあり、病院に電話しました。
すると、病院に来てくださいと言われ、急遽病院へ。

病院で血液検査(カッコ内は基準値)をしたところ、
TSH値が低下:0.48(0.61~4.23)
CRP値が上昇:6.09(0~0.14)
していました。

先生曰く、
状態としては甲状腺機能亢進、内科の医師に確認したところ様子を見るでOK
甲状腺をエコーで見たけど腫れてるような感じはない
ただこういう状態なのでレンビマは休薬
あと下痢止め(ロパミド)&整腸剤(ビオフェルミン)を処方してもらいました。
さらに解熱剤としてアセトアミノフェンを処方してもらいました。

そして、熱があったこともあったので、点滴をして帰宅。
帰宅後も熱は38~39℃を行ったりきたり状態。
アセトアミノフェンで様子を見てました。

2023年3月21日 抗がん剤治療14日目
前日の夜から引き続き高熱状態は続きます…

40℃まで上がっては、内服したりとかで37℃まで下がるけど、
また40℃まで上がるの繰り返しでした。

熱が上がる時は悪寒がすると寒がり、
熱が下がり始めると暑いと布団1枚…
というのをほぼ1日中繰り返してました。

血圧は安定してましたが、
こういった状態だと脱水になりやすいので適度に水分補給や、
本人が食べたいものを食べさせました。
ミカンジュースやアイス、豆乳、お粥など食べてました。

ただ、熱はあるもののこの日の夜くらいからは回復してきて
カップラーメンを2/3とオレンジ1つとか食べれるようになってました。

2023年3月22日 抗がん剤治療15日目
まだ熱が続きましたが、この日の昼には36℃台へと下がり、
この日はようやく熱から解放されました。

そして、この日から鎮痛剤のプレガバリンを2錠→1錠へ減らしてみました。
背中に押されてる感じはありますが、痛みは出てきませんでした。

2023年3月23日 抗がん剤治療16日目 診察日
退院後の本来の診察日はこの日でした。
ちょうど退院してから1週間の予定だったんですよね^^
結局、熱のために予定外の診察を受けたのですが…
と言っても、この日も朝から熱はあり朝方にアセトアミノフェンを飲んで
37℃まで落ち着いた状態で病院へ。

この日も血液検査をしたのですが、
血液検査の結果(カッコ内は基準値)…
・AST(GOT)が爆上がり:119(13~30)
・ALT(GPT)が爆上がり:98(10~42)
・LD(IFCC)が爆上がり:384(124~222)
肝臓機能が悪化してました。

主治医いわく、
解熱で使っていたアセトアミノフェンの影響ではないか
とのことでした。

そういったこともあって、お薬の調整を主治医としつつこの日は帰宅。
そして念のため、レンビマは引き続き休薬となりました。

帰宅後も頭痛や倦怠感からずっと寝ており、食欲もほぼなかったですね。
バナナとかゼリーとかOS-1とかで過ごしました。

2クール目の前日まで(2023.3.24~4.2):元気な期間に突入!

2023年3月24日 抗がん剤治療17日目
前日まではほぼ横になってるというダウン期間だったのですが、
この日から徐々に元気になっていきました。

前日までの副作用としては…

声のかすれ
全身に点状の皮下出血
高血圧
下痢

食欲不振
頭痛

こんな感じでしたが、この日の夜くらいからすべてなくなったという感じですね。

2023年3月26日 抗がん剤治療19日目
副作用も落ち着いたので、あとは鎮痛剤の調整のみ。
ということで、この日から残りの鎮痛剤をすべてなくしました。

鎮痛剤を飲まなくなると、服薬しなければならない薬が激減しました(笑)

2023年3月27日~4月2日 抗がん剤治療20~26日目
副作用もほぼなく、ずっと痛かった背中も痛くなくなったので、
次回2回目のキイトルーダ投与に向けて、
この日くらいから体力と栄養をつける期間にしました。

ちょうど桜の時期だったのでお花見しつつ散歩したり、
大好きなお寿司を食べに行ったりしました。

病気になってから後回しにしてたことをできる時にやろうと思えるようになりました。
お花見も来年でいっか、と思っていたりしたのですが、
その来年が来ないかもしれないと思ったら今行くしかないんですよね^^

血圧と熱は朝晩測定しつつ、他に特記事項等ない感じでのんびり過ごせました。

2クール目:急性敗血症ショックになり死にかける

トミ
トミ
いや、本当に怖かったです…。

まさか、こんなことになるなんて…という感じです。
今は回復したので、こうやってブログを書けますが、
たぶん、これ回復してなかったら、ブログ書けてなかったと思います。

今回、こうなって感じたのは
「ちょっと変だな…と思ったら病院へ電話すること」
です。

今では何かあったら病院へすぐ電話してます。
そしてこんなことになったので、
次回3回目のキートルーダ投与まで
1か月以上空け、入院して投与してもらうことにしました。

2回目の投与日から緊急受診まで(2023.4.3~4.4):まさかの事態!

2023年4月3日 2クール目抗がん剤治療 投与日
前日まで約1週間ほど元気な期間(特に副作用や痛みなく)過ごし、
少しお腹の様子が不調だけど、血液検査もクリアして、
キイトルーダの2回目を外来で投与しました。

前クールもそうだったのですが、投与した日は
何だか胸が詰まる感じが軽くある
らしく、ゆっくり目で投与してもらいました。

そして、レンビマ(飲む抗がん剤)も20mg→10mgに減量し、
調子がよさそうなら飲むという感じで
私たちが日々体調を見ながら飲んでください
という感じになりました。

その日は15時くらいにすべてが終わり、
帰りにファミレスでちょっと遅い昼食兼、ちょっと早い夕食を食べ帰宅。
特に変わった変化はなく過ごしました。

2023年4月4日 2クール目抗がん剤治療 2日目 急変後に緊急受診
いろいろあったこの日は時系列で。

午前8:20 血圧126/92 脈88 体温36.9℃
倦怠感は少し出ていたもののその他は何にもなく、
朝食。そしてレンビマ10mgも含めて朝飲む薬を服用。

午前10:00
急にお腹への激痛と吐き気があり、
1時間ほどトイレと布団と行ったり来たり。
目が充血し、目が痛い、二重に見えると言い出す。

午前11:30
すべてがで終わったかのようにお腹の痛みと吐き気が止まり、
(食べたものがすべてで終わった感じで)
今度は手足のしびれ、悪寒。
なので、布団をかぶせて体を温める。
悪寒は前クールもあり、熱を繰り返していた。
目の充血はそのまま、二重に見える症状はなくなる、痛みはある。

午後12:30
足のしびれがおしりあたりまであるとのことで
病院へ電話をしようか迷うも、
病院へ電話したところで病院へ今は行ける状態ではないと言われ、
様子を見ることに。

午後13:30
様子を見ていたら、手足のしびれ、悪寒がおさまる。
本人はツラそうなので引き続き、横になり様子を見る。
私は買い物など、本人の食べれそうなものを買いに行く。
ここまでは水を飲んでました。
本人は水しか飲めないと言っていたためです。

午後16:00 体温39.8℃
やっと体温を測る。
本人が体がツライためか、動き回って体温等を図れなかった。

午後18:00 体温40.2℃ アセトアミノフェン2錠服用
ここにきて、ようやく飲むゼリーが飲めたため解熱剤を飲む。
前クールでも40℃の熱を繰り返し、
何も食べない状態で薬を飲むと吐くということが分かっていたので、
ここで薬を服用させました。

午後19:30 体温38.6℃ 血圧71/47 脈126回
ここでようやく血圧を測定するもかなり下がっている…。
目の痛みもひいてはきているがある。
血圧がかなり低いことが気になるも、熱は下がってるから
もう少し様子を見てみる。

午後21:00 体温38.9℃ 血圧65/46 脈118回
血圧がまた下がっている、意識はあるものの、
これ以上血圧が下がるとヤバい!と私が判断し、
本人を説得して、病院へ電話する。
すぐに受診してくださいとのことで緊急で救急外来へ。

緊急受診から入院(2023.4.4~4.5):急性敗血症性ショック状態

病院が家から車で1時間半ほどのところにあり、
今回は高速使って1時間もかからず到着。
前クールも予約外で診察を受けていたので、
その時に入院できるように準備をと言われていたので、
いつでも入院できる準備はすでにしてあったため、
病院への電話が終わり次第、10分くらいで家から出ました。

午後22:00 病院へ到着。
本人に後から聞いた話では、病院に行く車の中で意識を失いそうだったらしい。
ただ、ここで意識を失ったらヤバいと本能的に感じ、
何とか意識を保ったまま病院へ到着。
そのまま処置室へ行きました。

午後23:30
看護師の方が来て、色々説明してくださいました。
今、いろいろ調べている
輸液をしても血圧が上がらない
ですので、入院してもらいます
と言われ、持ってきていた入院セットを渡しました。

説明を受けた時に、「これ、ヤバいな、、、」と初めて認識。
すぐに病院に行けるようにするため、この日は実家へ帰ることに。
実家は病院からそこそこ近いんですよね。

午前0:00頃
今度は救急の医師が説明に来てくれました。
血液検査、CTでの撮影をして状態的には「急性敗血症性ショック」
と言われました。
今、抗がん剤治療をしていて、担当の科の先生に来ていただいて
どうやって治療をするのかを相談します。
とも言われました。

午前1:00頃
処置室へ呼ばれて、
主治医ではないけれども同じ泌尿器科の当直の先生が

急性敗血症性ショックで、
全身に菌が入ってる状態
強い抗生剤を使って治療している
ただ、腎臓の状態もあんまり良くない
ここ2~3日が山場で、
状態が重篤化する可能性もあります
とりあえず、このまま入院してもらいます

と説明を受けました。
夫の横で説明を受けていたのですが、
もちろん夫は意識はあるけど、
朦朧としていて説明等は覚えていないそうです。

夫へはもう頑張ってとしか声かけできずに
私は入院の手続きや説明を受けました。
「もし、何かあれば病院から電話します。」と言われ実家へ行きました。

もう病院から電話が来ないことを祈りつつ、
もっと早く病院へ行けば、
電話すれば良かったと後悔ばかり。
私のスマホの充電もあまりなく、そしてその日は寝れずで朝を迎えることに。

緊急入院から退院まで(2023.4.5~4.11):徐々に回復

2023年4月5日 2クール目抗がん剤治療 3日目
夜中緊急入院して朝を迎え、救急外来→泌尿器科へ入院。
この日からナースステーションの横の重症者のお部屋へ。

本人の記憶では、
点滴2か所(輸液と昇圧剤と抗生剤のため1か所じゃ足りないため)
尿管カテーテル
心電図
サーチュレーション(SPO2)
なので、ベッド上安静
だったそうです。

一方、私は朝に病院から電話が来ました。
もしかして!!とびっくりしましたが、泌尿器科へ移りますという報告でホッとしました。
この日は血圧は上が80台。
主治医からは血圧はゆっくり上がるから入院が長引くかも…と説明を受けたそうです。

2023年4月6日~7日 2クール目抗がん剤治療 4~5日目
入院3日目までは同じようにベッド上安静でした。
ちなみになぜこうなったのか?については原因は明らかにならず…

全身状態は徐々に良くなっていったとのこと。

2023年4月8日~11日 2クール目抗がん剤治療 6~9日目
全身状態が良くなったので重症者のお部屋→大部屋へ移動。
に伴い、ベッド上からの解放&シャワーも可能に。

ただし、退院の朝まで6時間ごとに抗生剤を点滴していたそうです。
きっちり6時間なので、夜中にも看護師が来るのでよく眠れなかったとか。
10日の採血結果が悪くなかったので、11日(緊急入院1週間)で退院できました。

退院から予約受診まで(2023.4.11~4.18):謎の腹痛とか肺の痛み

2023年4月11日 2クール目抗がん剤治療 9日目 退院
血液検査もクリアして、退院だったのですが、
この日の朝から謎のみぞおちに痛みが出てきました。

朝に主治医に伝えたところ、
血液検査上、問題ない
CTなどのが画像上も問題ない
もし不安ならもう少し入院でも良い
と言われたらしいんですけど、家に帰りたいから退院することに。

ただ、1週間は抗生剤を服用することになりました。
もともと2週間点滴の抗生剤or1週間点滴+飲み薬の抗生剤か
という選択だったらしいのですが、医師の判断で後者に。
一応、生ものを食べる時は気を付けてくださいと言われました。

そして無事に退院したのですが、帰宅する車の中から腹痛が強くなりました。
帰宅してから熱や血圧を測定しましたが、異常はなかったのでそのまま様子を見ることに。
本人曰く、まだ我慢できる腹痛で、これ以上痛くなったら我慢できなくなる痛みの強さでした。

2023年4月12日 2クール目抗がん剤治療 10日目
前日からの腹痛が変わらず…
血圧は高めですが、落ち着いており、
熱は37℃台ですが、これぐらいでは普通なので(笑)
午前中は様子を見ることに。

夕方くらいになっても腹痛が収まらないので
一応、病院に電話をしました。
病院からはすぐに受診できますか?と言われましたが、
夕方だったこと、まだ痛みが強くはなってないので、
翌日に予約外で診察の予約をとってもらいました。

夜になると、じっとしてれば腹痛が落ち着き始めましたが、
とりあえず、前に敗血症ショックになった時と同じようなお腹の痛みなので
翌日受診をしました。

2023年4月13日 2クール目抗がん剤治療 11日目 予約外で受診
腹痛は収まらず…でやはり気になるので受診しました。
血液検査やエコーで腹部を見てもらいましたが、
CPRという炎症反応が高く、その他異常はありませんでした。
このCPRの数値も入院するほどの数値ではないとのことでした。

とりあえず、胃酸を抑える薬と消化を助ける薬をもらって帰りました。
これ以上ひどくなった時にまた電話するようにと言われました。

一度、大変な目に遭ったので何かあればすぐに電話するようになりました(笑)

2023年4月14日~17日 2クール目抗がん剤治療 12~15日目
予約外での診察以降、腹痛は続きましたが、日に日に痛みが弱くなっていきました。
4月16日はほとんど痛みはなくなりました。
この期間内も一応、キイトルーダの副作用かな?と思われる
軽度のむかむか、声のかすれが一時的にはありました。

あとは血圧が140/90台と少し高いのと下痢はありましたが、
その他には症状もなく、散歩を始めたり、軽く庭手入れをしたりとできるようになりました。

2023年4月18日 2クール目抗がん剤治療 16日目
緊急入院からの退院後、1週間経った日に診察が入ってましたので受診しました。
この日で飲むタイプの抗生剤も終わりになりました。

受診の際に血液検査をしましたが、前回の受診(予約外の受診)と同様で
CPRの数値だけが変わらず高く、その他は問題ありませんでした。
前回同様、入院するほどではない数値でした。

そして、ここで私たちが主治医へ次回3回目のキイトルーダ投与について

本来は4/27の予定だったが、ゴールデンウィーク明けに投与したい
外来投与ではなく、入院での投与をお願いしたい

と提案をしました。
その理由としては、

敗血症ショックになったことによってより体重が落ちた
体力もなくなった
予定日の4/27では体の回復が中途半端になりそう
もう少し体を回復させる時間がほしい
2回目投与の翌日に敗血症ショックになったので次回も何が起こるか分からない
病院から家が遠いので何かあった時に対応が大変
万一のことを考えて念のために入院してから投与がよい

ということを伝えたところ、快くOKしてくださいました!
主治医の先生も3回目どうします?みたいな感じで
私たちの判断を聞いてくださるので、治療がしやすいです。

ということで、副作用が下痢以外はほぼなくなった状態で
この日から3週間、食べて動いて栄養と体力をつけることにしました。

ちなみに
胃酸を抑える薬は続行と
血圧を下げる薬を新たに追加をしてもらいました。
そしてレンビマは4月5日以降、服用していません。

なので次回、病院へ行くのは入院日になりました。

予約受診から3クール目の前日まで(2023.4.19~5.9):元気に過ごす!

2023年4月19~9日 2クール目抗がん剤治療 17~37日目
2回目投与から2週間以上が経ち、抗生剤も終わりで徐々に回復していきました。
ただ、この日は下痢が酷く、1日に5回以上、下痢をすることもありました。

下痢について

かなりお腹の痛みを伴う下痢であればまた病院への電話も考えましたが、
・お腹の痛みはなく、
・キイトルーダもしくは抗生剤等の副作用かなと思い
様子を見ました。

また、下痢止めとしてロペラミド塩酸塩を持っていたので(以前に処方されたもの)
外出する際には下痢止めを服用する
家にいる時は下痢止めを飲まない
などして調整しながら過ごしました。

2023年1月に腎がんの再発が背中の痛みにて明らかになり、
痛みや放射線治療などによって体重が6キロほど減っていたので、
この期間は栄養をつけて体重を増やすことを目標に過ごしました。

<体重の変化>
4/18:59.4キロ
5/10:61.5キロ
まで回復しました。

もちろん、栄養だけでなく、動ける日には外出して気晴らししたり、
田舎に暮らしているので庭の草刈りなど徐々に活動量も増やしました。

次の投与日(3クール目)までに時間をかなり空けたので、
体調や体の状態はかなり良くなりました。

特に大きな問題なく過ごすことができ、万全の体調で次の投与日に挑めました。

ということで、かなり大変だった1・2クール目でしたが、
何とか乗り切ることができました。
次の3クール目からの記録は別記事で記録したいと思います。

腎臓がん闘病記「#4-2化学療法レンビマ+キイトルーダ(3~4クール目)」 こんにちは、トミヨです。 まさかの夫の腎臓がんの再発。 しかも、腎臓がん発症し、腎臓摘出してから約10年後に。 今まで...