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腎臓がん闘病記

腎臓がん闘病記「#4-2化学療法レンビマ+キイトルーダ(3~4クール目)」

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トミ
トミ
夫の腎臓がん骨転移再発したので、薬の治療の記録を書いておきます。

こんにちは、トミヨです。

まさかの夫の腎臓がんの再発。
しかも、腎臓がん発症し、腎臓摘出してから約10年後に。
今までの経緯はこちら

夫の腎臓がんの経過

2012年4月 腎臓がんを発症
2012年5月 右腎摘出術
2012年5月~2017年5月 年1回経過観察
2017年5月~2022年12月 特になにもせず
2023年1月 腎臓がん再発(骨転移)
2023年2月 腎臓がん再発放射線治療開始
2023年3月~10月 腎臓がん再発薬物療法(キイトルーダ+レンビマ)
2023年10月~ 腎臓がん再発薬物療法(カボメティクス)

経過の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん闘病記「#1がんの経過」 こんにちは、トミヨです。 まさか…とは思っていましたが、 夫が腎臓がんになりました。 夫が腎臓...

放射線治療の詳しい内容については下記の記事からどうぞ。

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん再発闘病記「#2がんの放射線治療」 こんにちは、トミヨです。 まさかの夫の腎臓がんの再発。 今までの経緯はこちら 経過の詳しい内容については下...

キイトルーダ+レンビマの1~2クール(2023.3~2023.5)まで下記の記事からどうぞ。

夫が腎臓がんになりました|腎臓がん再発闘病記「#4抗がん剤治療(副作用とか)」 こんにちは、トミヨです。 まさかの夫の腎臓がんの再発。 今までの経緯はこちら 経過の詳しい内容については下...

 

「キイトルーダ+レンビマ」3,4クール目も予定通りにはいかない

トミ
トミ
焦らず慎重に…でもガンの進行も不安なクールでした。

治療を受けていく上で、
「あぁ~上手く予定通りに治療できたらいいなぁー」
と思うのですが、1,2クール目同様に3、4クール目もやはり予想どおりにはいきませんでしたね^^

そして、治療しながらのガンの状態の観察もドキドキだし、
結果に一喜一憂してはいけないのは分かるけど、
命に係わることだから、一喜一憂しないなんてのムリ!

治療がうまくできなくて焦るし、
でも無理して治療したら体がもたないし、
いろんな葛藤を感じたクールでした。

3、4クール目の詳細は下記に続きます…

3クール目:キイトルーダのみの投与で様子を見る

トミ
トミ
2クール目のような事が起きませんように。

ドキドキの3クール目。
2クール目に敗血症性ショックになったので、ここは安心をとって入院して投与することにしました。

投与日から退院日まで(2023.5.10~5.16):副作用が少なく退屈な入院生活

2023年5月11日 3クール目 1日目
いつも通りに午前中にキイトルーダの投与をしたそうです。
全クールまであったキイトルーダの投与中に胸がドキドキする感じはなかったみたいで、
それが副作用のバロメーターかは分かりませんが、
これと言った副作用はほぼありませんでした。

2023年5月12~16日 3クール目 2~6日目
倦怠感は投与の翌日は少しあったものの、ツライこともなく、
ご飯も食べれるし、血圧・体温等も安定。
5月15日の5日目にはランマークの注射もして、
6日目には退院となりました。

今回の入院は副作用もほぼなかったのでヒマだと嘆いていました(笑)

ただ、この入院の前あたりから右肩に痛みがあって、
主治医に伝えたところ、次回のCT検査の時に一緒に撮りましょうとなりました。
*この右肩はのちの検査で結局、転移してました…

それから、退院前日あたり5日目あたりから下痢の兆候が見られたので、
念のため、頓服で下痢止め(ロペラミド塩酸塩)を5日分処方してもらいました。

この時点で服用している薬は、
・血圧薬(アムロジピン、カンデサルタン)
・カルシウム剤(デノタスチュアブル):ランマークを投与してるため
・ビオフェルミン散剤
のみでした。

退院後からCT検査前日まで(2023.5.16~6.14):副作用ほぼなく夫の母を日本へ呼ぶ

3クール目はほぼ副作用がなく、下痢も結局6日目で止まりました。
夫が入院中から今回は比較的に元気だ、ということで急遽、夫の母を日本へ呼ぶことにしました。

退院後からCT検査の前日までの間に一度、診察もしましたが血液検査等問題なく、
薬を調整後に処方してもらって帰ってきました。

夫の母の日本滞在は10日ほどでしたが、問題なく過ごせて、
夫の元気の姿を夫の母(私からしたら義母)に見せることができて、
そして、今住んでいる家を夫の母に見せれて、気に入ってもらえて
満足して帰って行ったので良かったです。

今、できることはやったほうが良いと思ったそんな時間でした。
ただ、やはり右肩の痛みや背中の圧迫感は相変わらずでした。

ちなみに上の写真は夫の母が作ったヨモギの韓国式味噌汁。
薬草大好き夫の母はヨモギ料理を作って食べさせられました(汗)

1~3クールの効果確認:新たに転移が見つかる…

トミ
トミ
期待していた効果得られず、落ち込みました。

2023.06.15 造影CT検査&検査結果でした。

この日は前々から造影CTでの経過確認の日でした。
そこに結果確認後に治療というスケジュール。

他の方のブログを見ると、
造影CT撮影後→1週間後くらいに結果を聞く
という流れですが、田舎の病院だからか分かりませんが、
CT検査後1~2時間くらいで結果が出るのでその日に結果を聞いて帰りました。

結果は残念ながら…
右肩に新たに転移(4cm)
背中(第12胸椎)については大きさは変わらずだが
血流が悪くなってきてる=良くなってそう
という結果になりました。

この結果を受けて主治医からの提案は以下

  1. レンビマをほぼ飲めてないので、このままキイトルーダ+レンビマで様子を見る
  2. 次のカボメティクスに変薬する
  3. レンビマが入ってない前提と考え、キイトルーダ+インライタをやる

ただし、③については推奨されてない。

主治医とも話をして結構悩みました…。
実は今回のCT結果が良ければ夫の故郷に一度里帰りしようと考えていました。
それは主治医にも伝えていました。

主治医の意見では、
とりあえず今動けるうちに里帰りを一度したらどうか?
でした。

夫の場合は骨への転移なので痛みがあると動けなくなりますし、
変薬してもその副作用でまた当分は様子を見ることになります。
未来はどうなるか、誰にも予想はできません。

だったら、今帰れる時に帰るのをおススメするとのことでした。

2人でどうするか、悩みました…
・前回のCT撮影(2023.01)の時にはなかった肩の転移。
・しかも4cm。最初の状況とは違って、進行は早そうな感じ。
・次の薬が効くのかも分からない。
・レンビマの効果かは分からないけど背中の腫瘍は血流が弱くなっている
・今なら動ける。
・でも、早く治療もしたい。

考える時間をもっと取っても良かったのでしょうが、
あんまり悩むタイプではない私たちは決断しました。

キイトルーダ+レンビマでもう一度挑戦

という決断にしました。
というのも、レンビマの副作用が強くて、1クール目の最初しか飲んでなかったからです。

一般的な話ですが、
副作用が強い=効果が期待できそう
という話があります。もちろん、一般的なので例外もたくさんあります。

変薬しても効くは分かりませんし、たくさん薬が残されてるわけでもありません。
なので、もう一度挑戦することにしました。

淡々と書いてますが、メンタルやられました…。

トミ
トミ
やっぱり現状維持でもなく悪くなってるという現実はキツイですね…。

あまりメンタルな話は書いてませんでしたが、
術後10年で再発が分かった時も、
キイトルーダ+レンビマの3回の実施分の結果を聞いた時も、
内容が悪いだけにメンタルやられました。

とは言え、当の本人(外国人夫)はもともと先のことを心配しないタイプですし、
今までの人生楽しかったと言ってる人なので、メンタルがやられるのは私(笑)

薬が効いてないという話をした日の夜は、
布団の中で泣きながらふたりで色んな話をしました。

リアルな話…
・夫にどこで最期を迎えるか、
・葬式はどうするのか、
・遺骨の話
を今のうちに意思確認もしました。

と言っても、だいたい分かってはいるのですが、一応考えられるときに聞いておきたい気持ちがありました。

夜、泣きながら話をして夫はぐっすり寝てましたが、
私は眠れず…
でも、もう仕方のないことでこの現実は変えられないから
・今を楽しく生きることに集中
・そして夫といる時間を増やす
という結論に至りました。
と言っても日本に移住してから夫といる時間はめちゃくちゃ多いので
これ以上増やすことはないのですが、離れる時間をできるだけ減らす…という感じでしょうか(笑)

自他共に認める夫婦仲の良さなので、一緒にいても苦痛ではありません。
なので、今を後悔ないように笑いながら過ごすことに集中することにしました。

4クール目:前半は帰郷し、後半からレンビマ再開だったが…

トミ
トミ
期待していた効果得られず、落ち込みました。

落ち込まない人なんていないと思います。

4クール目投与日から夫の里帰りまで(2023.6.15~6.21):副作用なく過ごす

2023年6月15日 4クール目 1日目
前にも記述してますが、
造影CT検査結果からキイトルーダ+レンビマで様子を見る
ことにしたので、この日は4回目のキイトルーダを投与しました。

そして、レンビマの副作用が強そうなので、
夫が一度里帰りをしてから最少量のレンビマ4mgから服用を開始することにし、
1週間分のレンビマを処方してもらいました。

4クール目のスケジュールとして、
①投与日から1週間はお家で様子見、
②投与日から1週間後に、1週間、夫の故郷に里帰り、
③投与日から2週間後からレンビマを再開
という流れです。

そして次の診察日は3週間後にしました。
薬の処方は、
・血圧薬(アムロジピン、カンデサルタン)
・カルシウム剤(デノタスチュアブル):ランマークを投与してるため
・ビオフェルミン散剤
ですが、ビオフェルミン散剤を処方してもらうのを忘れました…(汗)

まあ3クール目も調整しながら飲んでいて余っていたので、
それで2週間ほどやり過ごしたあとに、
どうしても必要な時には処方してもらいに行くことにしました。

また肩の痛みやその他については…
・鎮痛剤を飲むほどではないこと
・鎮痛剤もまだ余ってる(アセトアミノフェン、セレコキシブ、プレガバリン)のでそれで対応
・下痢止めも前回のを使用しておらず余ってるのでそれで対応
することにしました。
経済的なことも考えて残薬はチェックしつつ、そちらから使うようにしてます。

3回目のキイトルーダ投与同様に、キイトルーダ投与中に胸のドキドキもなく
若干の頭がボーっとする感じはあったものの、何にも副作用なく過ごせました。

2023年6月16~21日 4クール目 2~7日目
無理のない範囲でDIYしたり過ごしました。
様子を見ていても夫の国へ一時帰国には問題なさそうな感じで、
いつも飲んでいる薬、そして下痢止めや解熱剤も念のため持っていくことにしました。

夫の国へ里帰り(2023.6.22~6.29):背中や足に痛みや痺れが出現

2023年6月22~29日 4クール目 8~15日目
夫の国(韓国)へ一時里帰り中は余裕を持ったスケジュールで過ごしました。
目的としてはとりあえず夫の親や友達などに会っておくことでした。
夫を中心で行動し、一度、里帰りに発熱が若干あったものの、
大きな症状なく無事に帰ってくることができました。

ただ、やはりガンに効果のある治療をやってない不安、
もしくは治療をしてないことによるがんの進行かは分かりませんが、
背中の圧迫感が強くなっていってました。

また、夫の実家は都会なので、
いつも以上に歩いたり立ったりが多かったためか、
左足の若干の痺れ、違和感がある
と夫が言ってました。

が、日本に帰ってきてからはなぜか違和感が減りました。

レンビマ開始(2023.6.30~7.7):まさかのコロナに罹患

2023年6月30日~7月2日 4クール目 16~18日目
もともと、夫の里帰りが終わってからレンビマを服用開始する予定だったので、
日本に帰国した次の日の夜からレンビマ4mgを服用開始しました。

しかし、服用後2時間経ったくらいから、
・動悸
・悪寒
がしだし、4時間経過し出したころから
・顎の下が腫れる
・目の充血
・頭痛
が現れました。

実は、この日、歯医者の定期健診にも行っていて、少し歯茎の中まで掃除をしました。
そのせいなのか…と考えてました。
念のため、病院に電話をしたところ、
・持っている解熱剤を飲んで様子を見る
・週が明けた月曜日に受診してほしい
とのことだったので、その通りにしました。

電話後から熱が39℃近くまであがりましたが、主治医からアドバイス通りに過ごしました。ただ、解熱剤を飲むと下がるけど、解熱剤の効果が切れると熱が上がるの繰り返しでした。

2023年7月3日 4クール目 19日目 予約外の診察
主治医に言われた通りに病院を受診し、感染症の検査をしたところ、
コロナに罹患してました。

予想してなかったので、驚きましたが、
ある意味、レンビマの副作用ではなかったのでホッと安心。
そして、もともと7月6日にキイトルーダ投与を予定しておりましたが、
そちらも3週間スキップ。
レンビマも次のキイトルーダ投与日まで禁止となりました。

ただ、私たちとしては早く治療したい思いもあって、
3週間も延期するのは…と心配はありました。

スキップ期間(2023.7.4~7.26):進行しているでは?という不安との戦い

2023年7月4日~26日 4クール目 20~42日目
コロナに罹ったことにより、
予定していたキイトルーダの5回目投与&レンビマ服用は3週間延期されました。

その間、
・背中の痛み
・喉の痛み(コロナによる)
・倦怠感(暑さなのか、ガンによるのもなのか、化学療法によるものなのかは不明)
が大なり小なりはいつもありました。

特に背中の痛みはまたガンが大きくなっているのではないか?
という不安を感じさせました。

コロナの症状である、発熱は4日ほどで収まったので
早くレンビマを服用開始したい思いもありましたが、
咳がなかなか治らないので、
またレンビマを服用したことで喉関連の副作用が起きるのではないか…
との心配から、背中の痛みの様子を見ながら過ごしました。

もしもの時は病院に連絡するつもりでした。
上記の3つの症状はありましたが、日常生活は送れるくらいでしたので
基本は様子をみて、次回の診察予定日に病院へいくことにしました。

コロナの症状が治まってからは、
・(脊椎の骨転移があるため)体のひねりや尻もちをつかないように気をつけつつ
・草刈りや庭の手入れなどできる範囲で
・無理を絶対しない範囲で
・体を動かしながら
過ごしていました。

上の写真は服の下にコルセットしつつ、押入れDIYする夫です。
まだまだ動ける時はできることをやって過ごしました!

さて、レンビマを全く服用できなかった3,4クール目。
次のクールからはしっかり治療できるように願いたいです。