こんにちは、トミヨです。
多文化積立・・・多文化貯金・・・
韓国にお住まいで結婚されている方はご存じでしょう(笑)
今更ながらこの多文化家庭の積立預金をしたという何とも勿体ないことをしてました。そこで今回の記事ではこの多文化家庭の積立預金の金利等について書きたいと思います。
多文化家庭の積立預金って何?
在韓の方以外は聞きなれない言葉だと思いますが、多文化家庭(다문화가정/タムナカジョン)=国際結婚家庭という意味ですね。
そして、国際結婚家庭の人が利用できる銀行の定期積立が「多文化家庭の積立預金」に当たります。ですので、韓国人が外国人と結婚していないと使えない制度です。
*その他韓国において社会的弱者(脱北者など)も使えますが。
しかし、外国人配偶者の全家庭にこの「多文化家庭の積立預金」が使えるのか?と言うとそれはNOです!
銀行によっては「結婚移民の女性」と条件が指定されているところもあります。夫が外国人はというのは適応外なようです。
国民銀行は年金利は6.5%!!!!
韓国の各銀行ごとでこの制度を設けているところがあり、内容は様々です。
ただ、その中で一番、金利がいいと思われるのが国民(KB)銀行の「国民幸福積立/국민행복적금」が高金利かと思います。知ってる方も多いですね!
「国民幸福積立」の内容は以下の通りです。
- 金利:基本4.5%+優待2.0%(定額積立の場合)=6.5%
- 積立限度額:月に最大50万ウォンまで
- 期間:1年
- 対象:結婚移民の女性
2021.5.31付けで調べたところによるとちょっと金利がかなり下がって、定額積立は今現在、4.85%になっています^^;;
*詳細なページはこちら【国民銀行サイト】
日本では見たこともない金利であり、金利ヤバいじゃんって思ってしまいますね。
数字のマジック!現実は6.5%の半分くらいの金利です!
とは言え、現実はそんな6.5%の金利ではありませんでした。
今回の多文化の積立をしようと調べた時に金利が年6.5%であるのを見て
普通に単純計算して・・・
600万ウォン(月50万ウォン×12ヵ月)×6.5%⇒利子(約36万ウォンくらい)
だと思ってました。
ですが実際の計算はこんな感じになるそうです。
1か月目:月50万ウォン×(6,5%×12/12=6.5%)
2か月目:月50万ウォン×(6,5%×11/12=約5.95%)
3か月目:月50万ウォン×(6,5%×10/12=約5.41%)
.
.
.
12か月目:月50万ウォン×(6,5%×1/12=約0.541%)
なので、最高で金利6.5%ですよって話しです。
ざっと計算して、実質の金利は半分くらいの18万₩程度になります。
本当に金利6.5%の場合、韓国国民から反感買いそうですが^^;;
とは言え、韓国人よりも良い金利で積立預金をできることには間違いありません。
では実際にいくらになるの?自動で簡単に利子を計算する方法!
実際の大まかな金額についてはNAVER先生で調べることができます。
NAVERで「이자계산기」で調べると下記のような計算機が出てきますので、数字を入力するだけです。
税金がどれくらい引かれるのかは確定ではないので、おおよその数字になります。
これで見ると18万ウォン近くが利子になる予定ですね。
日本では銀行に積立してもほんのちょーーとしか利子がつかないのに比べたら、1年積立して18万ウォン(≒1万8千円)近くお金が増えるというのはとっても魅力的♡
この積立に関しては本当に得しかないですね!!利用しない手はありませんね’!
【欠点】平日に本人が行かないと口座開設できない(泣)
私が今まで口座開設をできなかった理由の一つです。
私もこの制度があることは知っていましたが、フルタイムで働いていたため、とりあえず平日に銀行に行く時間がありませんでした。
平日銀行に行かしてくれる会社ではなかったということです。
対象は私なので、私本人が行かなければいけませんし、
韓国も最近は本人が銀行に直接行かなければ、口座開設できようになっていたため、口座開設のチャンスがなかったというわけです。
ようやく仕事を辞めてから口座開設するに至りました。
申請に必要なものは何?
私の場合は以下が必要でした。
- 外国人登録証
- 婚姻関係証明書
- 家族関係証明書
- 初月に積み立てる現金
実際に行ったら、行員さん、この積立知らなかったですね’^^;;
国際結婚の外国人が多く住んでいない地域の行員さんは知らないのかもしれませんね。
期間は1年ですが、再度申請すればまた積立できるそうです!
利用は何年でも可能ですが、その都度更新が必要です。
1年しか利用できないわけではなく、再申請すればまた利用することは可能です。
自動でそのまま引き続きの積立ができないというだけです。
再申請の際にはまた銀行へ書類を持っていけば、この積立を利用できるとのことでした。
積立じゃなければもっといい金利の商品も!?
ある程度お金が貯まったら、多文化家庭の積立ではなく誰でも利用できる定期預金がお得な場合があります!
*ただし、銀行とか、定期預金の種類?(預金の商品)にもよりますが。
もちろん、国民銀行の国民幸福積立が金利は最高に良いです。
しかし、これは限度額(最大600万ウォン)しか積立をすることができません。
そこで、多文化積立と併行して、金利の良い定期預金を使う方法もあります。
(前提としては今の時点では国民銀行の国民幸福積立が一番良い積立預金なので、それを使いつつのお話しです。)
一例ですが、年2,6%とか年2,8%の定期預金(限度額なし)があります。
こういった定期預金の場合は月々ある一定の金額を積み立てする方式ではありません。
まとまった金額を一気に全額預金し、満期になると預金額×2,6%の金利で利子を受け取ることができるそうです。もちろん、1年間や2年間など一定期間預けておく必要があり、期間内にお金を引き出した場合には利子が適応されません。
(私調べですので、ご自身で再度お調べくださいませ。)
そして、そういった商品の良いところは大体5年とか7年とか自動更新してくれます。2年目は(預けた金額+1年分の利子)×金利(例2,6%)という風に複利で増やしていくこともできるみたいです。もちろん、自分が好きな満期の時期で解約も可能です。
大手銀行ではない、小さな銀行等にもこういったお得な定期預金の商品があるので、興味のある方は調べてみるのもいいかもしれませんね。
銀行に行くことなく預けておくだけでいいなら、こんなにいいものはないかなって思います。
まとめ:金利の高い韓国では定期預金、積立等はオススメ!
韓国も日本のように金利がほぼない状態になる日が来るかもしれません。
実際私が韓国に来た2012年は誰でも利用できる積立商品で金利5%の商品があったそうですが、今は2%ちょっとがほとんど。約半分くらいに下がりました。
これからも下がる可能性も無きにしもあらずなので、積立や定期預金などを利用できる方は今からやっておくのをオススメします。