こんにちは、トミヨ(@tommys_ttul)です。
田舎暮らししながら、ゆるりと農業したいと考えていたこともあって、「移住相談センター」にて就農について聞きました。
その際に、ゼロから農業を始める就農者を支援してくれる助成金(補助金)について聞いたので、今回はそれについて書いておきます。
本気で農業を始めるなら補助金はたくさんあります!
国・都道府県・市町村で就農者への補助金制度があります。
都道府県・市町村においては「どこで就農するのか?」によって受けられる助成が違うので、各自で調べるしかありません。
しかし、国からの助成については就農の場所は関係ありません。
その国からの就農者への補助の一つが「農業次世代人材投資資金」です。
国からの補助である「農業次世代人材投資資金」とは?
農林水産省によると・・・
次世代を担う農業者となることを志向する者に対する支援金。
〇準備型:就農前の研修を後押しする資金
〇経営開始型:就農直後の経営確率を支援する資金
これについて詳しく説明するとかなり長くなりますし、私自身もきちんと理解しているわけではありません。
今回は「準備型の農業次世代人材投資資金」について、私が聞いた内容を私の視点でまとめておきたいと思います。
応募条件は年齢!45歳未満なら考慮できる!
「次世代」の人への投資なので、年齢も関係あります。
とは言え、45歳までに就農できる人なら可能です。
45歳ギリギリだと難しそうです。
就農をする年齢が45歳であり、「準備型」の場合には就農をするための研修などを受けている期間を指すからです。
何事も若い時にチャレンジするのが良いというのはこういったところで見られますね。
外国人は補助を受けられるのか?
これは分かりません。
都道府県、市町村の担当者も分からないという回答でした。
というよりも、「農業を始める」ことが条件の一つであり、外国人の名前で農地が取得できなければ、この制度は受けられないというような意味合いでした。
制度を受ける本人名義の土地が必要だということかと思います。
とは言え、この制度自体が日本人に限るとはされてないようです。
年150万円で暮らしていけない?結局、貯蓄が大事
支援金は1年につき150万円で、2回くらいに分けてまとめて支給だそうです。
いくら田舎とは言え、1年を150万円で暮らせるのか・・・?という疑問はぬぐえません。
もちろん、生活水準をぐんと下げれば可能だと思いますが、かなり大変かと思います。
なので、それなりの貯えは必要なのだと感じましたし、実際に市町村の担当者の方に「100万円ほどの貯えはありますか?」と聞かれました。
貯金ゼロだと厳しいということだと思います。
収入が発生したら使えない!
研修中に収入が発生したら使えないので、研修中は収入ゼロです。
と、説明を受けました。「ゼロから農業の方法」という記事の中で、1対1の研修制度のデメリットに
「実質タダ働き」
と書きました。これがそれにあたるかと思います。
私が見た研修先はイチから野菜を育てるところだったのですが、野菜を頑張って収穫してもそこからは収入は得られません。
もちろん、自分の土地や設備ではないので当たり前と言えば当たり前なのですが。
逆に研修生を受け入れる農家さんが喜んでると感じました。
実質、人件費タダで農業をしているわけですから。
とは言え、上手く行くであろうノウハウをタダで習得できるのでそれはそれで魅力的ではありますが。
途中でやめたら、お金を還さなければいけない
「やっぱり農業は私には合わない、やーめた!」 となったら借金となりますね。
なので、お試し感覚ではできないということです。
本気でやりたい人しかできない制度です。
もちろん、生半可な気持ちで・・・というのはいけないことかもしれませんが、この制度を簡単に使おうとは言えないなと思いました。
まとめ:農業を本気でやるなら良い制度だけど、そうでないなら微妙かも。
一見すると、すごく良い制度なんですが、その裏にはそれなりの覚悟が必要です。
私たちの場合は、私たちがやりたい農業のスタイルではこの制度は受けられないと思ったのと、旦那が外国人なのでこの制度を受けることが難しいと判断しました。
ただ、繰り返しますが「本気で農業をやっていきたい」と考えている人には良い制度だと思いますので、検討してみる価値はあります。