こんにちは、トミヨ(@tommys_ttul)です。
先日、こんなツイートをしました。
もし私がこのまま韓国に住み続けるなら、今の時点では韓国の新築物件は購入しないかな🤔
・ローン金利が高い
・財産税もUP
・不動産価格もUP中
・価格に見合った物件内容ではないチョンセ金の上昇で大変な気持ちも十分に分かるけど、
どうしても韓国の新築物件に価値を見いだせないな。— Tommy@日韓夫婦で宮崎移住進行中 (@tommys_ttul) 2019年4月25日
実は韓国で新築物件を購入できる状態ではありましたが、ずっと新築物件を購入しませんでした。義母からも新築のアパートを買ったらどうだ?とよく言われましたが、すべて断ってました。
最近、「お金」の勉強をしながら、私たちが韓国で物件をなぜ購入しなかったのかについて考える機会になったので、本記事では「お金の面で私たちがなぜ韓国で新築物件を買わないのか?」についてまとめてみます。
はじめに:感情的な部分は抜きにして、「お金」という面だけで考えてます。
はっきり言うと、感情や各自の価値というものを考えると話にならなくなります。
各自の価値観は個々人で違いますし、各自の人生の幸せはお金には代えられないものもあるので、感情を入れるとそれは各自の好きなように・・・となってしまいます^^;;
ですので、ここでは「お金」という視点だけで考えたいと思います。
【結論】理由は、お金の面では損になると考えるからです。
私たちは韓国で新築物件を買った時点で「お金」の面では損になると考えました。
そう考える理由が先日のツイートです。
もし私がこのまま韓国に住み続けるなら、今の時点では韓国の新築物件は購入しないかな🤔
・ローン金利が高い
・財産税もUP
・不動産価格もUP中
・価格に見合った物件内容ではないチョンセ金の上昇で大変な気持ちも十分に分かるけど、
どうしても韓国の新築物件に価値を見いだせないな。— Tommy@日韓夫婦で宮崎移住進行中 (@tommys_ttul) 2019年4月25日
◆ローン金利が高い
◆財産税もUP
◆不動産価格もUP中
◆価格に見合った物件内容ではない
住宅ローン金利が高い
韓国の住宅ローン金利は3%くらいでしょうか。
もちろん、これは一般的な住宅ローン金利ですので、ここに多文化夫婦・新婚夫婦の場合は2%前後くらいまで下がります。日本の場合は1%前後くらいですので、日本と比べれば断然高いです。
住宅ローンの金利が1%の日本ならまだしも、金利3%くらいになってくると借りる金額によってはローンの額がほぼ家賃と変わらない金額になったりもします。
今のご時世、ローンを背負うリスクが大きい
昔とは違って、終身雇用なんてものがない時代だからこそ借金を背負うリスクは大きいと思います。
韓国の場合は定年も早いですし、いつまでもサラリーマンができるとは限らないというのは韓国で働きながら痛いほど感じました。
まだチョンセなら家を出ていけばお金は還ってくる可能性もありますし、ウォルセなら自分の生活水準を下げれば済む話です。
財産税が上昇した!つまり、物件を買ったからと言って家賃がゼロになるわけではない。
「物件を購入した(=持ち家を買った)から家賃がゼロになる」というのは間違いでした。
私も「持ち家がある=家賃ゼロでお得ではないか!」と思っていました。
が、実際には違いました。もし、韓国の新築アパートを購入した場合は下記の追加費用がかかります。
2019年、韓国の公示地価の上昇率は全国平均9.42%だったそうです。
ちなみにこれは2018年と比較してだそうです。
公示地価は日本にもありますが、その土地の価値を出したものです。その価値をもとに財産税(日本で言う固定資産税みたいなもの)を算出します。
ということは、物件にかかる税金も大幅にUPしたことになり家賃ゼロではなくなるからです。チョンセやウォルセならこの財産税は関係ありませんね。
アパートの管理費も結局は出ていくお金
見逃しがちですが、アパートに住む場合には毎月管理費が出ていきます。
管理も立派な家賃の中の一部です。ローン金利+管理費で実際のところはウォルセと同じお金が出ていくという可能性もあります。
ここも考えれば持ち家だからと言って、家賃ゼロではないです。
長く住めばもちろんかかる修繕費。でも韓国では・・・
韓国での新築トラブルというのを目にしたんだけど、韓国で建築関係の仕事をしていた旦那は「新築トラブルのない新築は見たことない」って言ってたw
もし、少しでも新しいところに住みたいなら、人が2年くらい住んだ築浅がいいって。それならある程度のトラブルは改善されてるからって。
— Tommy@日韓夫婦で宮崎移住進行中 (@tommys_ttul) 2019年3月30日
韓国では結構な頻度で新築なのに修繕しなければならない部分が出てくることがありますね。この時に工事をした会社がきちんとケアをしてくれればいいですが、悪い会社の場合だと自分たちで費用を手出しする場合もあります。
また、例えばウォルセなら(最近はチョンセでも)、ボイラーが壊れたりした場合には家主が費用を負担しますが、持ち家ならすべて自分で修繕するしかありません。目先の損得ではなく、トータルで見た場合には決して家賃ゼロではないというわけではありません。
不動産価格も上がってる
一部地域ですが、上がり続けてますね。
未来なんてものは誰にも分からないので何とも言えませんが、日本のバブルにも似ていると言われてる韓国の不動産バブル。
もちろん、投資目的の物件で不動産をきちんと勉強すれば、「得」するかもしれません。
が、大部分においては価格だけ上昇して、中身が伴ってない物件が多いのも事実であり、それが次の「価格に見合った物件内容ではない」に繋がります。
特に新築は価格に見合った物件内容ではない
これは少し韓国人旦那の経験からの話になりますが、やはり新築にトラブルが多かった経験からそう思っています。
そして今の不動産価格の上昇などもあってか、今の韓国の新築物件に対する価格があまりにも高いような気はします。もちろん、全物件ではありませんが。
「チョンセ金も上がり続けているし、ウォルセで家賃を払うのはもったない」というのもその通り。
【韓国住みあるある】
韓国に住んでチョンセという制度を一度利用してしまうと、
もうウォルセで家賃を払うのが馬鹿馬鹿しくなってきて、
家賃を払うことへの抵抗感が半端なく大きい。日本移住で賃貸に住むのにかなりの抵抗感があるのは今の私です🤣
— Tommy@日韓夫婦で宮崎移住進行中 (@tommys_ttul) 2019年4月26日
私自身はチョンセ制度に一度は身を置いてしまったので、ウォルセで家賃を払うことには抵抗感はかなりあります。
また、チョンセ制度もいい面ばかりではないので、そういった不便さは重々承知しています。チョンセ制度は自分の家でもないのに大きなお金を大家に預けるわけです。
大家が全額確実に還してくれなかったり、次の入居者が決まらないといけなかったりと私たち自身も不便と言えば不便です^^;;
チョンセとウォルセはそれでも不動産を買うよりはリスクは少ない
お金の面においては、韓国では不動産を買うよりはリスクは低いので、私なら韓国ではこのままチョンセもしくはウォルセに住み続けます。
この2つならもし万が一の時でも負債を背負う可能性は物件を購入するよりは少なくなると考えています。
逆に物件を買った場合だとその時点で負債を背負うことになります。私は物件は資産だとは考えておらず、負債であり浪費であると考えています。ローンの返済もありますし、購入時点の価値以上の価値が出にくいと考えるからです。
以上のことから、私たちは今の時点まで韓国では新築物件を買いませんでした。
まとめ:とは言え、やはり感情は人生において必要なので、自分の幸せのために判断したらいいと思います。
冒頭でも言いましたが、負債を抱えようがそれで幸せになるのではあれば、購入した方がいいと思います。
実は私たちも日本では持ち家を購入するつもりです。損であることを分かりながらもです。それで、私たちの心の満足・人生の満足が得られるからです。
ですので、目先の損得だけにとらわれず、しっかり判断をしてから韓国のお家を購入するなりしてもらえたらいいなと思います。
物件を買うって大きな買い物ですしね、後悔のないように。
私も日本で後悔のないように物件を買いたいと思っています^^
最後に私が「お金」の勉強をさせてもらっている両さんのツイートをのせておきます。
海外在住だから関係ないように見えるけど、
韓国は日本と似ている部分もあるから勉強していて損はないと思う!私もこれから日本に帰国するにあたって、一から勉強しなおして、知識マッチョになろうと思う!!時間のある今、両さん(@freelife_blog )の動画で日々勉強中^^ https://t.co/qUkd8JqZ5n
— Tommy@日韓夫婦で宮崎移住進行中 (@tommys_ttul) 2019年4月11日