こんにちは、トミヨです。
日本移住で日本の田舎にお家を購入するために大きなお金を韓国から日本へ送金をしました。
事前の下調べが不足しており、韓国から日本へ送金するのにかなり苦労しました。
本記事では私が経験した韓国から日本への送金について分かったことを書きとめておきたいと思います。
韓国銀行の外国人の送金限度額は基本は年間5万ドル!
年間5万ドル(約500万円)までは韓国の銀行から日本(海外)へ送金をすることができます。
それに関して特に必要な書類などは要りません。もちろん、基本的に外国人登録証などの身分証明書は持参は必須ですが。
私たちも一人当たり5万ドル近く送金しましたが、特に問題なく送金できました。夫婦で10万ドル近く送金したということです。
とは言え、金額が金額なので行員さんからは怪しまれましたが、ちゃんと手続きはしてもらえます。
ただし所得証明等あれば限度額の引き上げは可能!
調べたところによると所得証明書があれば5万ドル以上送金することも可能なようです。
私は5万ドル以内で収めましたので特に必要はなかったですが、規律上は可能となっています。韓国で働いていた方などは所得証明書を持参していくとよいでしょう。
また韓国人配偶者がいる場合には所得証明ではなく別の方法で上限額を上げることもできますが、それは下記記事で書いています。
韓国銀行で日本(海外)へ送金するには、銀行指定が必須!
韓国では口座を持っている銀行すべてて海外へ送金できるわけではありません。
「外国為替銀行(외국환은행)」に指定されている銀行でのみ送金が可能です。
実は私はこの「外国為替銀行(외국환은행)」を指定した覚えがまったくなかったので、今回、指定をしようとしました。
しかし、「外国為替銀行(외국환은행)」の指定がなぜか昔されていたようでした。私は2012年に韓国で口座を開設しています。
口座開設時に「外国為替銀行(외국환은행)」を指定したのか定かではありませんが、特に指定に必要な書類は要求された覚えがありません。
しかし、最近では書類を求められることもあるようです。
銀行指定に所得証明書が必要な場合もある
「外国為替銀行(외국환은행)」を指定していることを知らずに手続きをお願いしたところ所得証明書を要求されました。
一応、韓国生活7年の間に働いていたこともあったので、7年分を提出しました。
結局はすでに「外国為替銀行(외국환은행)」の指定がされていたので、必要なかったのですが…。
銀行口座がなくても海外送金ができる方法がある!ただし日韓夫婦のみ!
今回、私は「国民銀行」から日本へ送金をしましたが、国民銀行の私名義の普通口座はすでに解約済みで残っていませんでした。
しかし、夫の口座から私名義で日本へ送金することができました。
【今回の送金の場合(私の口座がない場合)】
お金⇒夫の口座から出る
名義⇒私
ちなみにその際には夫婦関係を証明できる「婚姻証明書」や「家族関係証明書」の提出を求められることがあるので準備を忘れずに。
今回は特にトラブルなく無事に日本へ送金できましたが、トラブル等あった場合には送ったお金を受け取る口座が必要になってくるので、こういったやり方はあまりおススメしません。
韓国から海外への送金が厳しくなっている
最近は韓国から海外への送金が厳しくなっているそうです。
私たちの海外送金を対応した行員さんが、私たちの手続きをしながら
と言われました。
なぜ、そんなに送金に時間がかかったのか?
送金手続き後に中継銀行から追加書類の提出を要求されることもある
送金するのに時間がかかる場合には中継銀行から追加で書類提出を求められることがあるかららしいです。
中継銀行とは、簡単に言えば海外の銀行間でお金を取引してくれる銀行です。
中継銀行が間に入れば入るほど手数料を多くとられますが、送金にどれだけの中継銀行が入るのかは銀行では教えてはくれません。
それは送金する側、受け取る側、それぞれで中継銀行が入ることもあるからです。
その中継銀行から追加で書類の提出を求められることもあるとのことでした。
受け取る日本側の中継銀行からの場合は日本の銀行から連絡がある
そうです。
それはいつ連絡が来るのか分からないとのことでした。
ですので、
- 私たちは韓国で送金手続き後
- その翌日から送金先の日本の銀行に連絡して、送金を受け取ったか?の確認をし、
- 送金受け取りを確認後に日本へ帰国しました。
日本の場合は早ければ翌日、遅くとも3日以内には銀行へ送金されます。
万が一に備えて、受け取り側の銀行が送金を受け取ったことを確認後に韓国を出国する方が確実です。
気になる送金手数料はいくらだった?(国民銀行の場合)
私たちは国民銀行から日本の地方銀行へ送金しました。
今回は送金側である韓国の国民銀行で送金した時の手数料を記載しておきます。(2019.10時点)
*ただし、手数料は変更になる場合がありますので参考程度にしてくださいね。
上記を再度記載するとこうなります。
- 海外中継手数料=3000円(33964ウォン)
- 海外電信手数料=8000ウォン
- 外換送金手数料=25000ウォン
なぜか①だけが円なので、これが送金受け取る日本側の手数料かな?と考えています。
日本側では特に手数料は取られず、円建てて送金した金額そのまま受け取ることができました。(例:100万円を韓国から円建て送金し、日本で100万円を受け取ったということです)
【余談】国民銀行はゆうちょ銀行への送金はできません!
知り合いから事前に情報を教えてもらっていたので助かりました^^
銀行によっては日本のゆうちょ銀行は金融機関とみなしていないようで、国民銀行がそれに当たりました。事前に知り合いから情報を聞いていたので、再度、国民銀行に確認をしたところゆうちょ銀行へは送れないとのことでした。
ちなみに日本の地方銀行へは送金可能でした。事前に国民銀行側に送金可能かを確認しても確かな答えはくれませんでしたが…。
ただ、ゆうちょ銀行への送金はあまりおススメしません
人それぞれではありますが、ゆうちょ銀行は円建て送金ができません。
ユーロ建て、ドル建てのみです。
ということは韓国から日本への送金の場合には、2度の両替手数料がかかることになります。また送金後に日本で円で受け取る場合の為替レートはゆうちょ銀行独自のレートになり、あまり良くありません。
その時の状況にもよりますが、韓国から日本へ両替の際には円建てで送金、送金受け取りができる銀行が良いと考えています。
今回、韓国から大きなお金を送金するのに色々調べましたが、私が欲しい情報がなく、また韓国の銀行に振り回されてすごく大変でした。
私のこの情報が誰かのお役にたてば幸いです。