こんにちは、トミヨ(@inakalog_tomiyo)です。
韓国ソウルの大都会から韓国人夫とともに宮崎の山の麓へと移住しました。
移住をすすめながらこんなことをツイートしました。
最初は支援が充実している街に移住しようかとも思ったけど、
・空き家バンクに載っている物件数がほとんどない
・良い家がないから支援を使うことができないって思って、住みたい家の街にしようって思うようになった。
— Tommy@ゆるい宮崎移住2ヵ月目 (@tommys_ttul) 2019年8月13日
上のツイートを少し深堀して、移住先の補助制度は移住先を決定する要因ではないという話をしようと思います。
【実体験】移住先は補助制度では決められない
実際に田舎移住を進めながら感じたのは、田舎・地方の移住先は「補助制度」で決まるものではないなってことでした。
田舎移住、地方移住で注目されがちなのが自治体がしている移住補助制度です。
私も最初は補助制度のある市町村に移住しようかなーと思いましたが、結果として移住した街は全く補助制度が使えない街でした。
【現実】補助制度のある街に住みたい家はなかった
これが実際に補助制度のある街に住めなかった、移住しなかった理由です。
どのように田舎・地方への移住先を決めるのか?にもよりますが、私の場合は私たちが希望する家の条件がありました。
私たちが希望とする家が補助制度のある街にはなかったということです。
結局、自分が住みたい街に行きつく
というわけで、結局は自分が住みたい街に住んだという結果になります。
補助制度の有無でその街については調べるでしょうし、興味も持ってもらえるでしょうが、移住までにはならなかったわけです。
だって、住みたい家がなかったんですから。
田舎移住の目的は「補助」ではない
私たちの田舎移住の目的は「理想とする家でのんびり暮らすこと」です。
田舎移住を推進する活動をしたいとも思いませんし、田舎ならではの職業(農業や漁業、林業)に就きたいとも思っていません。
ですので、私たちの田舎移住への目的と補助制度は全く関係なかったということです。
リアルな話、そもそも空き家情報が少なすぎる
田舎で家探しをしてみて、空き家バンクに登録されてる家が少なかった
移住者呼びたいなら、もっと空き家バンクの活性化をした方がいいと感じた
地元の不動産と連携するとか…
農山村「空き家バンク」10年で163人移住 空き家登録8%に課題も | 京都新聞 https://t.co/K46UhnM0t6
— トミヨ@田舎の中古住宅で夫婦2人暮らし (@inakalog_tomiyo) November 11, 2019
地方移住や田舎移住を検討したことのある方なら耳にしたことがあるかもしれませんね、「空き家バンク」。
私も相当、チェックしましたが、これがまた空き家掲載数が少ないのなんの。笑
お家探しの最後の方では見向きもしませんでした^^;;
空き家情報がある街=補助制度が充実している
空き家バンクに物件情報がたくさん記載している街は補助制度が充実しているところが多いです。(私が見た感じ。)
空き家バンクの情報掲載も自治体が掲載しているものなので、自然にそうなってしまいます。
とは言え、普通の不動産情報に比べると掲載件数はかなり少ないですし、結局のところ少ない空き家バンクだけの情報では自分の希望に合った家は見つけにくということです。
【残念】空き家バンク利用でないと補助使えない!
これが私たちが移住をしても補助を使えなかった理由です。
結局、不動産情報よりも少ない物件の中から自分たちに合った家を探せるはずもなく、
空き家バンクに載ってない物件に移住したところで補助がでない。
「誰にでも補助制度を悪用されたら困るから」という自治体側の意見もあるかと思いますが、移住者側の立場としては極端な話、
と一時期は捉えてました。笑
補助を使えなくていいや、と開き直ったらどうでも良くなりましたけど。
さらに!子供なし、地方や海外からの田舎移住者に充てられる補助はないと気づく
最初は「田舎・地方移住って補助制度いっぱいあるなー、わーい!!」とか思ってたんですけど、現実は違いました。
補助制度って子供アリ世帯や東京などの大都市からの移住者向けが多くて、「子なし夫婦で海外や地方からの移住者」は補助制度が使えないというのが現実なのか…とちょっとがっがりでした。
私の場合ですが、直接海外から今の街に移住したわけではありません。
一度、実家に帰ってから今のお家を探したので、流れで見ると「地方⇒地方」にあたります。
なおかつ、日本に帰ってくる前に移住相談センターで行きましたが就労支援の部分に置いては海外から帰ってくるという場合には支援できないと言われたりもしました。
【理想】住みたい街に補助がある
これが一番の理想ですね。
なかなかないですが・・・。
多分、移住者が多い街は移住者が住みたくなるような街なのでしょう。
そんな街はそう多くはありません。
【結論】補助制度で選ぶのはほどほどがいいかもしれません。
最初は補助制度のある街がいいと思ってそちらを重点的に探してみましたが、あまりにも補助制度に期待しすぎると私みたいにがっがりして田舎移住やめたくもなります。
実際に、「あーもう移住しなくてもいいんじゃない?」と思ったこともありました。家も見つからなければ使える補助制度もなくて。笑
なので、補助制度はあったらラッキーくらいで移住先を決める方が精神的にはいいかもしれません。
また、移住先は補助制度ではなく住みたい場所で決めるというのが、楽しく長く田舎生活していくためには必要なのではないかなと個人的には考えています。(まだ移住1年目ですが笑)